【七飯】あと1カ月でクリスマス―飲料メーカーの小原(小原光一社長)で、クリスマスを盛り上げる炭酸飲料「シャンメリー」の出荷がピークを迎えている七飯町中島の工場では、従業員が手を休めることなく箱詰め作業に追われている
商品名の由来は「シャンパン」と「メリークリスマス」を合わせた造語で、アルコール以外は極力シャンパンに近い風味で、道南のクリスマスシーズンを代表する商品の一つ原料は横津岳の天然水に、液糖として道内産のジャガイモを使っている
ほど良い甘さに炭酸ののど越しが人気で、栓を抜くときの「ポンッ」という乾いた音も宴席を盛り上げる
シャンメリー生産は10月から本格化し、多い日で1日3万本、12月上旬までに計25万本を見込む全10種で、9割が道内の量販店やスーパーに並び、1割が関東に出荷される
少子化の影響で生産量は例年より若干少ないが、同社の小原聡専務(57)は「従来の子ども向けとともに、料理に合う大人向けの高級感ある商品づくりにも力を入れている飲酒運転撲滅の力にもなれれば」と話している(田中陽介)