道は20日、道産品アンテナショップ「どさんこプラザ」の初の海外店舗「シンガポール店」を開設するオープン記念イベントとして、七飯町鶴野の福田農園(福田将仁社長)が生産する「王様しいたけ」の実演販売を20~22日に行う道は道産食品輸出1000億円戦略を進めており、同店を拠点に東南アジアでの販路拡大を目指す
どさんこプラザは国内に札幌や東京、名古屋など7店舗を営業しており、北海道人気から高い集客力を誇るシンガポール店はショッピングセンター「リャンコート」の地下1階にある高級スーパー「シンガポール明治屋」内に出す道貿易物産振興会(札幌)が設置していた道産食品を扱うアンテナショップ「カムイン北海道」をリニューアル、店舗面積を従来の42平方メートルから54平方メートルに広げ約160品目を販売する店内に冷蔵ケースを置き、道の強みである水産加工品や乳製品の魅力もアピールする営業は午前10時~午後10時
記念イベントは明治屋が20~29日に開催する「北海道フェア」に合わせて実施福田社長が現地入りし王様しいたけをPRするほか、チーズ工房白糠酪恵舎(釧路管内白糠町)のチーズも試食販売する
連携イベントとしてスーパーのフードコートに入居するアイチフーズ(札幌)が、王様しいたけを使った弁当や天ぷらそばなど特製メニューを出す予定
道ASEAN事務所が来年1月にシンガポールにオープンするため、連携を図りながら道産食品の海外展開を強化する構えだ
道食関連産業室は「シンガポールは富裕層が多く有望な市場だ拠点を置くことで近隣諸国への商圏拡大を目指す」としている(山崎大和)