来年度開校90周年を迎える函館万年橋小学校(鳥羽栄治校長)で7日、同窓会の発会式が行われた同校は少子化の影響で、市全域による学校再編計画の対象校となっており、存続を心配する卒業生や地域の声が発会を後押しした同会は、さらなる同窓生の登録に力を入れる
同校は1927(昭和2)年1月開校し、今年3月末までに1万737人が卒業している東京在住の卒業生でつくる「東京万年橋会」(朝倉敏夫会長)の会員らの協力で、鳥羽校長らが今夏から設立準備にかかっていた7日現在、登録者は183人
式は卒業生76人が出席校歌を歌うなどして交流を深めた鳥羽校長はあいさつで「登録のない年代もあるなど名簿作成は難航している声を広げ、知っている人がいたら事務局に一報を」と呼びかけた
同窓会の会長に選出された同校PTA会長の橋本篤さん(72年卒)は「多くの出会いや絆が持てる会にしたいたとえ学校がなくなるようなことがあっても、存続していけるような強いつながりを作る」と話した市内在住の横山房子さん(55年卒)は「年賀状のやり取りをする同窓生がいるので今回のことを伝えたい」と話していた(半澤孝平)