七飯産のブランドリンゴ「ななみつき」の初競りが6日、函館市青果物地方卸売市場であり、きり化粧箱入り7玉が昨年と同じ5万円の高値で取引された
午前7時半に始まった初競りには、きり化粧箱(7、8、9玉)3ケース、段ボール化粧箱(8、9玉)10ケースの計13ケースが並んだ東一函館青果の売り場には競り人の威勢のいい声が飛び、ほかのきり化粧箱は8玉4万円、9玉3万円で落札丸井今井函館店、棒二森屋、かね万むさしや本店の店頭に並んだ
「ぐんま名月」という品種で、町果樹組合ななみつき部会(宮田宏之部会長、14戸)が基準に合った果実をななみつきとして出荷2007年から町内で栽培がスタート、蜜入りで甘みが強くジューシーな果汁が特徴で、実は黄色で少し赤みが差す
JA新はこだて七飯基幹支店によると、今年は台風の影響で傷果が目立ち、製品率が低いというが、「糖度は問題なく、玉伸びもいい」としており、昨年を上回る7~8トンの出荷を見込んでいる(山崎大和)