小中学生に縄文文化を体感してもらう「JOMONJAPAN(縄文ジャパン)」発見・体験ツアー(渡島教育局主催)が24日、函館市南茅部地区で開かれた道などが世界遺産登録を目指す大船遺跡や市縄文文化交流センターを見学し、はるか古代の人々の生活や思想に触れた
道文化財保護強調月間(10月8日~11月7日)に合わせて開き、縄文文化を取り上げるのは今年で3回目函館、北斗市内の児童・生徒と保護者48人が参加した
午前中は大船遺跡で竪穴住居などをじっくり見て回った午後からは同センターを訪れ、まな板などに使われた石に触れるなどして縄文人の生活様式を学び、土器作りにも励んだ道内唯一の国宝「中空土偶」も見学、同センター職員から土偶の最も薄い部分が厚さ2ミリだと教わると、驚きの声を上げていた
函館中部小6年の工藤歌恋(かれん)さん、荒木美音さん、戸松友莉さんは「動物の骨を使って模様を作るのがすごいと思った中空土偶の薄さにも驚いた」と声をそろえていた(千葉卓陽)