道は15日、北海道新幹線開業後の来年夏に新函館北斗駅前(北斗市市渡)で食と物産を中心とするロングランイベントを開催する方針を明らかにした2カ月程度を想定し、誘客強化に向けて駅前のにぎわい創出を図る
同日、函館市内のホテルで開いた全道振興局長会議で本間研一新幹線推進室長が説明し、14の総合振興局・振興局長に情報提供などの協力を求めた
会議にはオホーツク総合振興局長を除く13人の局長・副局長が出席冒頭、渡邊直樹交通企画監が「運賃が発表されて開業が現実的になる一方で、準備期間が少なくなり、これからが正念場周遊観光ルートの構築や二次交通の整備、特産品の開発、おもてなしを提供できる人材育成など課題は山積しており、全道一丸で取り組みを進めたい」とあいさつした
渡島は、二次交通対策として観光タクシーの試験運行を開始したことや定額タクシーの導入も検討していることを報告函館市、北斗市、木古内町の担当者も各市町での開業対策を紹介した
局長会議は年に1回程度、通常は札幌で開催しており、今回は新幹線開業に向け全道で情報を共有し意識を高めるため、初めて函館で開いた(山崎大和)