【七飯】牛乳やソフトクリームを販売する山川牧場自然牛乳(山川明社長)は大沼町628の山川牧場ミルクプラントの隣接地に店舗兼工場や倉庫を新設する従来の商品に加え、新たにヨーグルトなど加工品の生産・販売に着手し、取り扱うブランド商品を増やす考えで、来年3月のリニューアルオープンを予定する
来年3月26日の北海道新幹線開業を見据え、老朽化した既存の直売店やミルクプラントの隣に、店舗兼工場や倉庫を新設して観光客の増加に対応する総事業費約4億円で、7月上旬から建設が始まっている
新棟の建築設計は山田総合設計(函館市本通3、山田俊幸社長)が担当内外装の一部に道南スギを使い、使用する家具なども道南でつくられたものを用いるという工場と新店舗が入る工場棟は延べ床面積約916平方メートル、倉庫棟は同約200平方メートルとなる
15日には工事の安全を願う上棟式を行い、同社や地元の酪農関係者ら約150人が出席神事を執り行い玉ぐしをささげたあと、全員で工事の安全を祈り、餅まきで締めくくった
山川社長(56)は「これまでは屋外で買い物を楽しんでもらっていたが、新しい建物では食事をしながら屋内で休んでもらえるようにする」と説明「地元に愛される場所となることを目指し、通年で利用してもらえる観光スポットにしたい」と話している(野口賢清)