函館タクシー(函館市日乃出町、岩塚晃一社長)が、来年3月26日の北海道新幹線開業に合わせ、新函館北斗駅―函館空港間を結ぶバス路線を新設することが、25日までに分かった年内に道運輸局に申請する見通しで、新幹線で道南を訪れ、空路で他の地域へ向かう観光客などの需要を見込む
新路線は、宿泊施設の多い五稜郭や湯の川温泉を経由し、同区間を約70分で結ぶ途中の停留所は3カ所程度に絞り、速達性を重視する狙いだ当面は1日5往復10便の運行とし、新幹線の発着時間に合わせてダイヤを編成する
同社は、函館空港とJR函館駅などを結ぶ連絡バスを50年以上運行しており、「ノウハウを新路線に生かし、利用客数を見ながら、増便も検討したい」としている
新函館北斗駅からバスで乗り継ぐ2次交通をめぐっては、函館バスが、市内への路線バスを1日100本程度運行するほか、北海道観光バスは、湯川方面に向かうルートを開設する計画を明らかにしている(山田大輔)