【上ノ国】地場産でまちづくり―今夏、町内のイベントに「ジバさん」を名乗るキャラクターが現れ、個性的な姿と振る舞いで多くの来場者の笑顔を誘った町の広報誌9月号でも「非常に好評だった」と紹介されるなど、人気は高まるばかりジバさんは「皆さんに喜んでもらえるのが一番今後もオファーがあれば(登場を)考えたい」と前向きだ
ジバさんは、人気アニメキャラクターにちなんだ上ノ国町非公式の“妖怪”町内の匿名男性が8月14日の夏イベント「エゾ地の火まつり」を盛り上げようと、極秘に準備した愛用する白いシャツとももひきなどで衣装をこしらえ「食紅で色をつけようとしたが染まらず、ラッカースプレーで色付けしたら成功した」というメークも自ら手掛けて「水性絵の具を使って、鏡を見ながら一発で決めた」と振り返る
イベントではクイズコーナーで紹介され、相撲対決で軽快な動きを披露し、会場から大きな歓声が起きたステージ終了後も会場を歩き回り、気軽に記念撮影に応じていた
町の広報担当の太田垣博之さんは「キャラクターの完成度の高さに驚いた衣装やメークなども全力で、努力に対する町民の評価が人気を後押ししていると思う」と話し、工藤昇町長も「町民に喜んでもらいたいと考えて行動するその気持ちがうれしいまちづくりの原点で、上ノ国の財産だと思う」と、今後の活躍に期待している(田中陽介)