「第60回北海道吹奏楽コンクール」(8月30日、札幌市)の小学校の部で、函館日吉が丘小学校金管バンド(石橋美優部長、部員39人)が金賞を受賞し、道代表として10月10、11日に札幌市で開かれる「東日本学校吹奏楽大会」に出場する5年ぶり2度目の大舞台に、部員の士気は高まっている
道コンクールには3~6年生の36人が出演石橋さん(6年)は「部全体が『良い演奏をしよう』という雰囲気だった代表に決まったときは驚いたと同時にうれしさがこみ上げた」と振り返る
演奏したのは「レイク・オブ・ザ・ムーン」(K・ホーベン作曲)副部長の小林未来さん(同)は「勢いのある冒険のような曲調特にソロパートのある中間部が好き」と話す
朝と放課後にそれぞれ週4回、さらに土曜日の午前中に練習に励んできた今年1月にコンクールに向けて始動したが、出だしの音程がそろわず、何度も繰り返す毎日それが本番では「ばっちりそろった」(石橋さん)という
前回出場時は銀賞しかし、賞は意識せず「聞いている人が感動する演奏」にこだわる石橋さんは「選ばれたからには、悔いを残さない演奏をしたい」と意気込み、本年度顧問に就いた寺澤春佳教諭(37)は「積み重ねてきた成果を立派に発揮できれば」と期待を寄せる
東日本大会には、北斗上磯小(2年ぶり6度目)も出場する(稲船優香)