函館出身の歌手う~みさんがデビュー15周年を記念したCDアルバム「時の流れに身をまかせ」を22日に発売する自らの音楽の原点で、幼少期からあこがれ続ける故テレサ・テンの名曲をカバーし、オリジナルのラブソングも収録した「自分がいま歌いたい曲、聞いてもらいたい曲を入れた『何度聞いてもいいよね』と思ってもらえる1枚になれば」と話している
う~みさんは2000年にCDデビュー高知や関西での活動を中心にこれまで11枚のCDアルバムをリリースデビューからを振り返り「『千と千尋の神隠し』のイメージソングや海外でのコンサート、作曲活動も含めて、ずっとラッキーが続いている」と笑う
自身15周年の節目と、テレサ・テンの没後20年が重なった10年ほど前には墓参のため台湾を訪れたほか、アジア各国で歌い継がれていることを感じた「彼女の歌はアジアのどこにいっても人気で愛されている言葉は違っても聴いた人は同じ気持ちになれる力や可能性を持っている」とし、国境や世代を超えて愛される名曲を原曲のイメージ通りに歌い上げた
タイトル曲以外にも自ら作詞・作曲を手掛けたオリジナル曲を収録した「あの夏の終わり」は活動の軸足を置く高知の「よさこい祭り」のにぎわいが終わり、人々が元の日常に向かう切なさを込めた
今月中旬には同じ函館出身の歌手大石まどかさんと高知県内で共演する機会があり、さまざまな刺激を受けた「今まで通りの活動を続けながら、アジアの国々に歌いに行きたいどこに行っても同郷の人たちの応援がありがたいこれからも函館に帰る度に恩返しができる活動を続けたい」と話している
個人レーベル「う~みの世界社」から発売価格は2000円(税込み)22日午後2時からは発売記念ライブを函館蔦屋書店で開く入場無料(今井正一)