脱原発社会の実現を目指して活動する細川護煕、小泉純一郎両元首相2人が10月に函館市を訪れることが決まった青森県大間町で建設中の大間原発を巡り、国と電源開発を相手取り建設差し止め訴訟を起こした工藤寿樹市長との面会を予定している
両元首相は昨年5月、一般社団法人自然エネルギー推進会議(東京)を設立細川氏が代表理事、小泉氏が発起人代表を務め、作家の赤川次郎さんや僧侶の瀬戸内寂聴さんらが発起人に名を連ねている全国の自然エネルギー関連施設を視察しているほか、講演などを通じて、脱原発活動を推進している
函館訪問には市の訴訟の代理人を務める河合弘之弁護士も同行市役所内で工藤市長と懇談を予定し、日程を調整している市総務部は「元首相2人の訪問で、大間原発に対する世論や市民の関心が高まることを期待している」としている(今井正一)