函館商業高校珠算部(高橋孝太郎部長、部員13人)が、7月29日に東京都で開かれた「第62回全国高校珠算・電卓競技大会」の電卓の部で、過去最高の団体6位入賞を果たした珠算の部と合わせ、個人総合や種目別で計6人が佳良に輝いた
同大会には全国の高校生約500人が出場掛け算や見取算などの普通計算と、利息や商品売買などの応用計算を計600点満点で競い、団体は個人総合3人の合計点で順位が決まる
電卓の部の団体メンバーは、3年生の高橋君(17)、石田七海さん(同)、2年生の細谷尚樹君(16)高橋君は「昨年の11位を超えられればと挑んだ一人一人がしっかり点数を取った結果」と振り返る個人総合でも3等に入賞した
初めて全国の舞台に立った石田さんと細谷君だが「緊張せず、いつも通りの力が出せた」と話す
珠算の部では、3年の二藤真莉子さん(18)と2年の藤村智希君(16)、船戸美沙樹さん(同)、千里太一君(同)の4人が出場団体、個人総合(藤村さん、船戸さん)、種目別(二藤さん)が佳良賞だった「(団体で)もう少し自分が点数を取れていたら、と思うと悔しい」と二藤さん卒業後は金融機関への就職を志望しているといい、「3年間数字と向き合った強みを生かしたい」と次のステップを見据える
日々の部活動では、全国大会の過去問題や顧問の谷口真一教諭が作成した問題をひたすら解いた自身が高校1年で全国大会に出場した際、会場が今回と同じ東京都立第三商業高校だったという谷口教諭「想像以上に頑張ってくれた」とたたえる
3年生はこの大会で引退バトンをつないだ2年生は「11月には新人大会を控えている珠算と電卓のダブル優勝を目指したい」と声をそろえ、闘志を燃やしている(稲船優香)