道国際交流センター(HIF)は8日、インドネシア・バリ島の伝統舞踊・ケチャを紹介するイベント「インフィニティ∞ケチャ」を函館山緑地で開いた集まった市民を前に、6~7月に全5回開いたワークショップの受講者33人が、本場さながらのケチャを披露した
同センター職員で、振付師の大久保ジャスミンさん(28)が「多文化共生~人と人の無限(=インフィニティ)のつながり」をテーマに企画した
大久保さんはバリに住んだ経験からケチャに親しんでおり、ワークショップで受講者にみっちりと指導あぐら座りをして円陣を組み、両手を空に突き出しながら、独特のリズムで「チャチャチャ」と刻む掛け声と手拍子が山頂に響き、集まった市民がじっくりと見入ったその後、元町公園で開催中のはこだて国際民俗芸術祭に出演しているワルナインドネシア27人のダンスも加わり、舞台は盛況を見せた
この日視察に訪れた駐日インドネシア大使館のサユ・オカ・ウィダニ一等書記官(39)は「心と心が通じ合う体験になったのでは」と話した
披露を終えた函館市の村上頼子さん(34)は「やりきったという思い本場のケチャを見てみたいまた機会があれば参加したい」と笑顔で話していた(半澤孝平)