函館市の官民トップによる訪問団が13日から17日までの日程で、中国の首都北京と天津、上海の3都市を訪問するビザ発給要件の緩和や円安を追い風に訪日客が急増している中国本土は、函館にとっても国際定期便2路線が開設されるなど将来有望な市場北京の国家旅游局をはじめ、各都市の航空会社などを訪れ函館の魅力をPRする
訪問団は工藤寿樹市長、佐古一夫市議会議長、久保俊幸函館商工会議所副会頭、渡邉兼一函館国際観光コンベンション協会会長ら11人で構成中国での観光客誘致活動は2012年6月以来3年ぶりで、市は13年度にも訪中の予算を計上していたが、日中関係の悪化を受けてタイ訪問に振り替えていた
一行は今月3日に就航したばかりの函館空港からの直行便で北京入り滞在中、中国国際航空(北京)と天津航空(天津)では、それぞれ定期路線開設のお礼を兼ねて増便の要請を行う上海では中国東方航空を訪れ、新規路線開設の可能性を探り、同社関係者をはじめ、上海の旅行会社、メディア関係者の来函を要請する
また、函館の友好交流都市の天津市では市政府を訪問函館の訪問団が訪れるのは2008年以来7年ぶりで、来年の交流都市締結15周年の記念行事実施に向けて意見を交わす
市国際観光課は「北京、天津では定期便の増便を視野に路線を継続してもらえるよう要請し、上海では新規路線の就航を求めるさらに中国からの観光客が増加するよう期待したい」としている(今井正一)