約8カ月後に迫った北海道新幹線開業を前に、函館商工会議所の関係者が6月25~27日、北陸新幹線の沿線地域を視察した現地の経済団体と意見交換し、観光客をもてなす秘策などを探った
北陸新幹線の沿線各地のこれまでの取り組みや開業効果を学ぼうと企画同会議所の西村憲人副会頭を団長とし、会員ら13人が参加した
一行は、金沢、上越の両商工会議所のメンバーと観光客の受け入れ態勢などについて懇談した金沢商工会議所の深山彬会頭からは、観光客をもてなすために会員が展開する草の根運動に関して説明を受けたという笑顔で旅行客に接し、積極的に道案内などを行う活動で、実際にその姿を見たという西村副会頭は「金沢市のおもてなしは群を抜いていた」と驚きを交えて語った
このほか、新函館北斗駅と同様、市街地から離れた場所に駅がある上越市などを訪れ、北海道新幹線開業後のイメージを膨らませた
視察を終え、西村副会頭は「開業効果を最大限に引き出すためにも、市民一人一人が真心をこめておもてなしをする必要性を改めて感じた」と感想を述べた(山田大輔)