10~14日に札幌市内で開催された「第24回YOSAKOIソーラン祭り」(実行委主催)で、函館市を拠点に活動している「函館学生連合~息吹~」が、チーム初となるセミファイナル審査に出場し、優秀賞を獲得した代表の鈴木裕弥さん(公立はこだて未来大3年)は「これまでチームを支えてきてくれた皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びをかみしめている
ソーラン祭りは道内の一大イベントで、今年は全国から270チーム以上が出場このうち、120チームが10ブロックに分かれ一次審査を受け、ブロック1位のチームがファイナル審査、2位がセミ審査に進出セミ審査出場チームで再度演舞し、1位を獲得するとファイナル審査に出場でき、YOSAKOIソーラン大賞に一歩近づく
息吹は、道教育大函館校や未来大の学生らによる道南唯一の学生チーム今年は67人が出場し、「和心桜乱(わしんおうらん)」をテーマに、男女が持つ力強さを桜が咲き乱れる情景に例え演舞した
持ち味である学生らしい元気な踊りから一新し、入賞を意識し、一人一人の動きを統一することに力を入れてきた練習の中心役を担い、統括を務める信田佳奈さん(道教育大函館校3年)は「きれいな姿勢で踊るためストレッチなどに時間を割いたほか、就職活動で練習に出られない上級生を考慮したメニューを作り、モチベーションの維持にも努めた」と振り返る
ファイナル審査出場常連チームと肩を並べて演舞した後、踊り子たちは「楽しかった」だけでなく、「ありがとう」と声を掛け合っていたという鈴木さんは「苦しい時も仲間と一緒に乗り越えてきたことが結果につながった本当に素晴らしいチームです」と笑顔を見せた(蝦名達也)