【江差】航空大手・全日空(ANA)の機内誌「翼の王国」6月号に、江差町の自然や文化歴史などの大特集が組まれた27日には同社の坂元洋一郎函館支店長らが役場を訪れて完成版を紹介国内・国際線の全便に備えられる予定で、照井誉之介町長は「来年3月の北海道新幹線開業に合わせて、江差の最高のPRになる」と喜んでいる
特集は全カラー12ページ北前船航路で繁栄した歴史や江差追分、かもめ島の瓶子岩などを取り上げた今春に取材が行われ、町も全面協力した同支店によると、道内市町村を題材にした大特集は近年ではないという
坂元支店長は「私を含めて多くの社員が夏の姥神大神宮渡御祭の山車巡行や、江差追分全国大会などに参加する中でまちの魅力を実感したこの素晴らしさを多くの人に伝えたいと特集の候補に提案し、採用された」と話す
同社によると、1カ月で延べ384万人の利用客に触れることになり、「(広告費に換算すると)莫大な金額になるはず全日空の人気を支える存在の一つである機内誌に大きく取り上げていただき本当にありがたい」と担当の大坂敏文課長
機内誌はA4変形サイズ、国内線用が全155ページ乗客は持ち帰ることができる6月1日から江差町役場1階ギャラリーにも閲覧用を置くほか、7月以降は函館市石川町の函館蔦屋書店でも閲覧できるという
また、同時期に同社のホームページでは別内容の江差特集が組まれる予定で、町も積極的に周知していく(田中陽介)