【木古内】来年3月の北海道新幹線開業まで1年を切った中、木古内町の大森伊佐緒町長は携帯電話のショートメール機能を活用し、まちの魅力発信に努めている個人登録する携帯電話宛てに、木古内関連のテレビ番組放映日時などを伝え、多いときには400件ほどを1件ずつ送信「全国放送、知人にもお伝えください」と文面を添え、〝木古内の存在感〟を地道に高めている
大森町長のショートメールを使ったPRは2012年ごろから始まり、まちの新幹線ニュースを筆頭に、寒中みそぎ祭りや町内がロケ地のドラマやバラエティ?番組など多彩な内容だ
ショートメールは、携帯電話番号をアドレスに主要各社間で送受信できるメッセージサービス文字数が限られるため、簡潔な文章を打ち込んでいるショートメールは一斉送信ができないため「仕事の合間を縫って1件ずつ送っている」という
新幹線開業が迫るにつれて木古内の話題も必然的に増し、大森町長のショートメール送信回数も急激に増加そんなある日、携帯電話会社から1通のメールが届いた一日の送信制限数200回を超えたという内容で、「全国放送などのお知らせは400件以上になるときもあり、いまでは2日がかりで送信することもある」という
ショートメールは携帯電話の画面に直接受信案内が出るため、注目度は高い照井誉之介江差町長にもショートメールは届き「毎回こまめに送信するところがすごい大森町長の木古内を思う熱い気持ちも一緒に届いている」と話す
大森町長は「少しでも多くの人に木古内を知ってもらえるように今後も(ショートメールを)迷惑にならない程度で送り続けたい」と話している(田中陽介)