函館市の五稜郭公園では、二の橋付近にあるフジ棚の花が咲き始め、初夏の彩りで訪れた観光客らを迎えている今年の開花は例年より約1週間早く、現在は8分咲きで、まだまだボリュームを増しそうだ
フジ棚は高さ約3メートル、長さ約30メートル幅約4メートル1913(大正2)年に市民が別の場所で植え、20年以降に現在地に移設されたとされる古木のため、長さ10メートル以上ある幹は傷んでいるが、紫や白の花を房状に垂れ下げて咲かせ、独特の甘い香りを漂わせている
観光客らは、棚の下を通り、近くにある土塁に上り、花を上から楽しんでいる栃木県佐野市から訪れた主婦は「ちょうど良い時期に来ることができたさわやかな気持ちになります」と話していた
同公園内には箱館奉行所横にもフジ棚がある(山崎純一)