立憲民主党道連代表の逢坂誠二衆院議員(62)=道8区=は16日、枝野幸男前代表の後継を選ぶ同党代表選(19日告示、30日投開票)に出馬する意向を明らかにした。17日午後1時から東京都内で記者会見し、正式に表明する。
逢坂氏は函館新聞の取材に対し「私が所属するサンクチュアリ(党内最大勢力)から強い要請があったほか、グループ以外の党内複数の議員から繰り返し要請を受けた。最初はその任にはないと思ったが、日本の政治や党の状況を総合的に勘案して出馬を決断した」と述べた。また「地元の皆さんの思いを大切にしながら、30日の投開票に向けて戦う」と決意を示した。
逢坂氏は1959年、後志管内ニセコ町生まれ。ニセコ町長を経て2005年の衆院選で比例道ブロックに出馬し初当選。09年には政界を引退した民主党の金田誠一氏(74)の後継として道8区からくら替え出馬し、当選した。民主党政権時代は首相補佐官や総務政務官を務めた。
17年、民進党が合流した希望の党には参加せず、枝野氏が立ち上げた立憲民主党に入党、党政調会長などを歴任した。旧国民民主党との合流後は党代表特命補佐、党道連代表を務め、10月の衆院選で5選を飾った。
代表選をめぐっては同日、泉健太政調会長(47)も出馬の意向を表明した。(山崎大和、千葉卓陽)