年明けからスタートする中学、高校受験に向け、道内学習塾大手「北大学力増進会」の正月特訓講座が12月31日、同会美原本部(函館市美原1)などで始まった。小、中学生が志望校合格を目指して、2日までの3日間、受験対策に励む。
同本部では受験に臨む小学6年生と中学3年生約40人が受講。小学生は1コマ50分、中学生は85分の授業を1日4コマ受け、各教科で難易度が高く、正答率が低い問題を中心に、講師から解き方のポイントを学んでいる。同本部の担当者は「年々覚えた知識を活用して解く、思考力を試す問題が増えている」と近年の傾向を解説する。
同本部では小学6年生向けに、中学受験向けに面接練習や受験前の生活習慣も指導している。函館柏野小学校6年の阿相敢大君(12)は「正月だからといって気を抜かず、他の受験生よりも努力したい」と意気込んだ。
市内の中学受験は7日の道教育大附属函館中を皮切りに始まり、道内公立高の受験は3月4日に行われる。(飯尾遼太)