ロシア極東大学函館校の卒業式が12日、同校で開かれ、卒業生は慣れ親しんだ校舎を巣立った。
今年の卒業生はロシア語科(2年制)の浅川真人さんと渋谷えりさんの2人。イリイン・セルゲイ校長は2人に卒業証書を手渡した後「社会に出てから困難なことがあるかもしれないが、日本とロシアの2つの古里があることを忘れずに頑張って」と式辞を述べた。
函館市長の代理で出席した種田貴司企画部長、在札幌ロシア連邦総領事館函館事務所のウスチノフ・イーゴリ領事、同窓会の小柏哲史会長が祝辞を述べた。
在校生を代表し、金子智昭さん(ロシア地域学科2年)と小川怜さん(ロシア語科1年)の2人が送辞を述べた後、浅川さん、渋谷さんは「ロシアに興味を持って入学した仲間とともに切磋琢磨(せっさたくま)しつつ勉学に励んできた。多くの人の力添えのおかげで卒業を迎えることができ感謝します」と答辞を述べた。(鈴木 潤)