道教育大函館校で7日、2016年度2次試験前期日程の合格発表が行われ、国際地域学科の地域協働専攻と地域教育専攻合わせて168人が喜びの春を迎えた。
同大では午前9時、正面玄関に合格者の受験番号を貼り出した。受験生や保護者らが駆け寄って合格を確認し、写真に収めたり家族に報告したりするなどして喜びをかみしめていた。努力が報われ、涙を流す受験生の姿もあった。
幼稚園教諭免許を取ろうと、地域教育専攻を受験した市立函館高校3年の原田綾乃さん(18)は「信じられない。4年間何事にも挑戦したいし、高校の先輩がいる軽音サークルでも頑張りたい」と満面の笑みを浮かべていた。
同大の倍率は、地域協働専攻が1・5倍、地域教育専攻が1・3倍だった。北大は同日に札幌で発表があり、公立はこだて未来大は8日に行う。(稲船優香)