函館短大付設調理製菓専門学校(山本仁志校長)は21日、道南いさりび鉄道の車内で地元PR活動として焼き菓子の販売を行った。函館発着の上磯―木古内間の往復で、学生3人が売り子となって自慢の味をアピールした。
沿線との結びつき強化と沿線PRを目的に、同校としてはおととしの和食弁当に続き2回目。今回は洋菓子を担当する専任教員の小川一彦さんの指導で、七飯産リンゴを載せたマドレーヌや青森産カシスを使ったダックワーズなど5種類を詰め合わせた96袋を用意。1袋500円で販売した。
販売担当は製菓衛生師科の小舘智佳さん(19)、石川陽菜さん(18)、工藤瞳さん(19)。往路は五稜郭駅から乗車し、上磯―木古内間で販売、復路は木古内―上磯間で販売した後、五稜郭駅で下車した。
工藤さんは「おいしくできたので、多くの人においしく食べてほしい」、石川さんは「青森出身なので、いさりび鉄道のことはあまり分からないが、知らない人にもPRできたら」、小舘さんは「初めての経験だが、自分たちの作ったお菓子を存分にPRしたい」と笑顔を見せた。
小川さんは「冬季のため、地元の材料が少なくて残念。地元食材を活用したお菓子を知ってほしい」と話していた。(山崎大和)