7日に東京で開かれた第38回全国ジュニア英語スピーチ・コンテスト(日本LL教育センター主催)の決勝大会・中学生の部で、道教育大附属函館中2年の石戸凛太郎君(14)が最優秀賞に輝き、昨年に続いて2連覇を果たした。石戸君は「目標としていた2連覇が達成できてうれしい」と喜んでいる。
同コンテストは、子どもの英語教育を研究する同センターのプログラムで学ぶ子どもたちの学習成果の発表の場として1978年から続いている。決勝の中学生の部には、全国各地の大会を勝ち抜いた13人が出場し、4分以内で自作の英作文を発表した。
石戸君は「オープニング・ザ・ブック」と題した作文で、他者を本にたとえ「表紙(うわさや第一印象)だけで判断してはいけない。本を開いて見るように人と接したい」などと呼び掛けた。ステージでは、緊張しなかったと言い、スピーチに合わせて表情を変えたという。石戸君が通う函館市本町の大文堂外語スクール(渡邊晃代表)の渡邊真保マネージング・ディレクターは「石戸君の活躍は後進の励みになる」と祝福する。
祖母の誕生日プレゼントに優勝を約束していたという石戸君は「約束が実現できて良かった」とほっとした表情で話していた。(半澤孝平)