清尚学院高校(土家康宏校長)製菓衛生師科3年の飴谷涼帆さん(17)、居城優香さん(同)、阿部七海さん(18)が8、9の両日、東京で行われる「スイーツ甲子園」(貝印主催)東日本ブロック予選大会への出場権を獲得した。3人は「まさか通過できるとは思っていなかったのでうれしい。力を発揮したい」と意気込んでいる。
同大会は、全国のパティシエを目指す高校生が3人1組のチームで技術を競うコンテスト。442チームの応募の中から書類審査を通過した12チームが同ブロック代表として選出された。今回のテーマは「クリスマスケーキ」で「どさんこGIRL」チームとして出場する清尚学院の3人は、約1カ月前から休み時間などを利用してアイデアを出し合った。
作品は、ピスタチオ入りのダックワーズでホワイトチョコのムースをサンドし、グラサージュでコーティングした「In the christmas」。プラチョコを細工したリボンなどを装飾し、カットしても断面図からクリスマスがイメージできるようチェリーをポイントにクリスマスカラーをアピールした。
大会は、東日本と西日本に分かれて行い、それぞれ決勝大会に進出する1チームを決める。制限時間は、3時間で生地やクリームの厚さなどが規定され、均一な焼き色の付き方や、クリームの絞り終わりの向き の揃い具合などについて厳しい審査が行われる。
3人は、夏休み期間の平日も、役割分担を相談し合い、1日6時間の練習に励む。飴谷さんは「優勝を目指したい」、居城さんは「力を合わせて頑張りたい」、阿部さんは「夏休み中の努力の成果を発揮したい」と意欲をみせている。(木村京子)