【北斗】谷川小学校(三浦哲也校長、児童137人)で1月28日、アイヌ文化に触れる土曜授業が行われ、児童がアイヌ文様の刺繍や木彫作りなどを体験した。
同校は文部科学省の土曜授業推進事業指定校となっており、同校の「ふるさと学習」の一環として行われた。
講師を務めたのはアイヌ文化推進・研究機構(アイヌ財団)から派遣された、日高管内平取町二風谷を拠点に活動するアイヌ語講師の関根健司さん、アイヌ工芸家の関根真紀さん、長野環さん、及川直美さん、貝沢徹さんの5人。
1、2年生がアイヌの舞踊などを取り入れたアクティビティー、3、4年生が木彫りのコースター作り、5、6年生が刺繍コースターづくりを行った後、全学年がアイヌ語遊び、民族楽器「ムックリ」の演奏体験などを行い、アイヌ文化について理解を深めた。
コースター作りを体験した楢山涼太君(4年)は、「(文様の)カーブが苦労した。模様がフクロウの顔をイメージしたりしていて、アイヌの人はいろいろなことを考えていてすごいと思った」と感心していた。(大谷健人)