箱館戦争の舞台となった五稜郭の歴史を伝える「第47回箱館五稜郭祭」(協賛会主催)が21、22の両日、特別史跡・五稜郭跡周辺などで開かれる。函館の初夏の風物詩としても親しまれ、パレードや土方歳三コンテスト全国大会などを行う。
初日は午前10時から市内各地を巡る「碑前祭」で、午前10時に「中島三郎助父子最後之地」碑、同10時50分に「碧血碑」、同11時に「土方歳三最期之地」碑、正午に「五稜郭タワー 箱館戦争供養塔」で行う。
午後1時から五稜郭タワーアトリウムで記念式典があり、続いて「第29回土方歳三コンテスト全国大会」。全国から集まった土方ファンがパフォーマンスを演じる。
2日目は、箱館開港や榎本政権誕生などの歴史物語や、すべてが五稜郭へ集結する様子を表現する「維新行列・音楽パレード」から始まる。維新行列は午後1時に中島町廉売通りからスタート、音楽パレードは同1時15分に千代台公園を出発する。行啓通りの戦闘シーンパフォーマンスの後、五稜郭公園特設ステージで榎本武揚が黒田清隆に「海律全書」を手渡すシーンなどを再現する「開城セレモニー」(午後3時ごろ予定)を行う。
22日のパレード開催時は交通規制を実施。問い合わせは実行委事務局(☎0138・51・4785、五稜郭タワー内)へ。(山崎純一)