NPO法人市民創作「函館野外劇」の会(中村由紀夫理事長)は3月10日午後2時から、五稜郭櫻交流ハウス(五稜郭町29)でメインキャストオーディションを開く。今年も函館の歴史を築き上げた実在の人物や物語の案内役らセリフのある13役を募集する。
今夏の第32回公演「星の城、明日に輝け」は7月12日に開幕し、8月10日までの金、土曜日に計8公演を予定。戊辰戦争最後の激戦となった箱館戦争の終結から150年となることを踏まえ、中島三郎助など新たな人物の出演も検討している。
オーディション対象役は、コロポックルの長老や子ども、弁士の物語の進行役、歴史上の人物では高田屋嘉兵衛、ペリー提督、武田斐三郎ら。当日は台本の読み上げと、出演への熱意を審査。3月下旬からセリフや演技の練習が始まる。
里見泰彦事務局長は「大勢の人に参加してもらい、にぎやかにオーディションを行いたい」と挑戦を呼び掛ける。
対象は小学4年生以上で年齢、性別、職業、住所、国籍などは問わない。練習に参加可能で、公演期間中も数回の出演が見込める人。希望の配役、連絡先などを添えて3月8日午後5時までに申し込む。また、フラッグダンスやよさこいで盛り上げるダンスチーム、箱館戦争の激戦を再現する殺陣チームでの出演、スタッフとしての協力も随時受け付ける。
問い合わせは(0138・56・8601)へ。(今井正一)