一般社団法人はこだて地方創生研究会(寺井慎一郎代表)は10、11の両日、「第3回はこだて学生政策アイデアコンテスト2018」のプレゼンテーション審査会を函館市内で開く。高校生の部(10日午後2時、市立函館高校青雲記念館)には、合同チームを含む7チーム、大学生以上の部(11日午前10時半、市中央図書館視聴覚ホール)には8チームがエントリー。道南以外からの参加もあり、若者たちの視点から地域の活性化に向けた具体的な提案を発表する。
同コンテストは、地域経済分析システム(RESAS・リーサス)を活用し、函館や道南地域の現状を分析。「人口減・少子高齢化対策」「観光客の誘客・にぎわい創出」などをテーマとして、課題解決につながる政策アイデアを競う。
高校生の部では、過去2回、福島商業高のチームが優秀アイデア賞を受賞し、今回は3連覇を目指す。市内からは市立函館高の2チームと函館高専、函館稜北高に加えて、奥尻高・函館高専・札幌開成高の合同チーム、札幌新陽高が出場。道南以外から高校生の出場は今回が初めてとなる。
大学生の部は、地元では道教育大函館校の2チームと連覇を目指す函館大。札幌から札幌大と北大経済学部、道外から青森大、明治大、東京大学公共政策大学院が参加。函館だけではなく、木古内や江差町の活性化策を発表するチームもある。
同研究会の藤澤義博副代表は「函館地域以外からの参加は地元の学生たちへの刺激にもなっている。同世代の中高生や大学生だけではなく、一人でも多くの市民に学生たちの取り組みや考えを知ってもらいたい」と来場を呼び掛ける。
両日ともに入場無料、入退場自由。詳しくは公式サイト(http://hakodate―ideacontest.com/)へ。(今井正一)