愛読いただきました門井慶喜・作、藤原徹司・画「ゆうびんの父」は10日で終了し、13日からは新川帆立・作、安楽岡美穂・画「ひまわり」が始まります。事故で頸髄(けいずい)を損傷し、重度の障害を負いながら弁護士を目指して奮闘する女性を主人公に、暗い中でも明るい方に向かっていく人間の姿を描きます。ご期待ください。
■作者の言葉
函館新聞読者の皆さまこんにちは。このたび、憧れの新聞連載をさせていただけることが決まり、とてもうれしく、光栄に感じています。本作は頸髄の損傷を負った女性が、司法試験を突破して弁護士になるまでのお話です。希望を失わずに生きていく人間の強さを描きたいと思っています。良いものになるよう精いっぱい書かせていただきます。
しんかわ・ほたて 1991年アメリカ合衆国テキサス州生まれ。宮崎県育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に作家デビュー。受賞作の『元彼の遺言状』と『競争の番人』が相次いでテレビドラマ化された。他の著作に『先祖探偵』『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』などがある。