はこだてみらい館(キラリス函館3階)は21日、函館頭足類科学研究所の桜井泰憲所長による講演「イカってどんな生き物?体験してみよう」を開いた。イカの生態について詳細な説明があったほか、生きたイカに触れる時間も交え、参加者は興味深そうに聞き入っていた。
24日まで同館で開催されている「海」をテーマにしたイベント「はこだて海のみらい展」の一環。桜井所長は同館のコンテンツ「イカの群れ」も監修している。
イカの生態や身体の仕組みのほか、漁り火によるイカ漁について詳細に説明。産卵やふ化直後の幼生などの様子も動画を交えて解説した。また、生きたスルメイカも用意され、桜井所長の解説付きで触る時間も。イカが勢いよく水を吐き出すと子どもたちは歓声を上げていた。
函館北星小3年の松本莉空君(9)は「イカは心臓が3つもあると聞いてびっくりした。吸盤は(触ってみると)ちょっと気持ちが良かった」と話していた。(伊藤 尚)