道南ｅスポーツ協会（三浦孝之会長）は１５日、「シャドウバースＥＳ地方大会２０２０」を眞宗寺（函館市中島町）で開いた。全国大会につながる予選としては函館では初の開催で、市内や全国各地の１３人が全国切符をかけ、ウェブ上で熱戦を繰り広げた。
同協会ではこれまで、パズルゲーム「ぷよぷよ」の大会開催や市民にｅスポーツを身近に感じてもらおうとセミナーなどを開催。ｅスポーツが全国的な広がりを見せる中、函館からも全国で戦えるような選手を出したいと今回初めて全国大会へとつながる予選会を催した。
シャドウバースはオンラインのトレーディングカードゲームで、この日はスマートフォンなど端末上のアプリで相手と対戦するオフライン形式で開催。１～５位には来年１月に開かれる全国大会への出場権が与えられるとあって、出場者はそれぞれの対戦に集中して臨み、静まり返った会場で熱い戦いを見せた。
今年は新型コロナウイルスの影響で９月ごろまで大会などのイベントはできていなかったといい、三浦会長は「リアルなスポーツと同じように地域で応援できるｅスポーツの選手が函館からも生まれるよう、小規模のセミナーなどコロナ禍でもできる取り組みを進めていきたい」と話していた。（飯尾遼太）
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