サンタクロースの格好でパレードし、集めた益金で闘病中の子どもたちにクリスマスプレゼントを贈るイベント「函館サンタラン2018」(実行委主催)が1日、函館市の西部地区で行われた。一般やスタッフなど計100人が参加し、約2キロの道のりを練り歩いた。
サンタランは世界各国で行われているチャリティーイベントで、「函館サンタラン」は道教育大函館校の学生が中心の実行委(福澤透真委員長)が2014年から毎年続けている。
スタート地点の市地域交流まちづくりセンターでの開会式では、初対面の参加者同士の緊張をほぐすためアイスブレイクを実施。その後、八幡坂やはこだて明治館などの観光名所で市民や観光客に「メリークリスマス」などと声を掛けながら菓子を手渡し、喜ばれていた。
福澤委員長(20)は「たくさんの人たちに参加してもらってうれしい。来年も多くの人がかかわってくれるイベントにできれば」と期待を込めた。クリスマスプレゼントは市内の病院2カ所と児童養護施設1カ所に贈る予定という。(小杉貴洋)