25歳以下で構成される若手演劇団体「U-25」(アンダー25、いわいつきこ代表)は16日午後7時、17日午後2時の2回、中島れんばいふれあいセンター(函館市中島町)で解散公演「蛇は川の中で笑う」を開く。
2016年4月に函館や近郊で演劇活動をする25歳以下のメンバーで同劇団を旗揚げ。17年に2回、18年に1回公演を行い、コミカルな作風と若手らしい勢いのある公演で好評を得たが、いわい代表(25)を含む3人中2人が仕事などの都合で茨城県や東京都へ移住し、函館で活動を続けるのが難しい状態となっていた。
今回の公演はいわい代表が1年半前から副代表の西館アキトシさん(24)と2人芝居をしたいと構想を練り、今年2月に完成した。太宰治作の「人間失格」を題材とし「世間とは」をテーマに「今を生きる人たちに向けてさまざまななことを感じてもらえるように作った」といわい代表。
函館に残り、制作として2人を支える朝妻佑美さん(23)は「3人でたくさんの人に支えられながら続けてきた。前作までと違った雰囲気の作品となっているが、今まで応援してくれた方や初めて来てくれる方、皆の記憶に残る舞台にしたい」と意気込んでいる。
チケットは一般1500円、学生1000円で当日300円増。表現などの都合で15歳未満は入場不可。問い合わせはメール(undernijyugo@gmail.com)まで。(伊藤 尚)