JR函館駅改装工事のため、昨年11月から休業していた2階の「船と鉄道の図書館 いるか文庫」が12日に営業を再開した。
同図書館は、同駅が5代目駅舎としてリニューアルした2003年6月の翌7月から、NPO法人語りつぐ青函連絡船の会(木村一郎理事長)が運営。
蔵書は、主に旧国鉄時代に発行されたものなど専門書が約3000冊のほか、絵本は約100冊。「事前予約なしで専門書を見ることができる数は、東京以北で最大」と同館。このほか常時開架する本もある。椅子やテーブルも置かれ、乗車前のひと時を過ごすことができる。
グッズ販売では鉄道の玩具のほか、青函連絡船のクリアファイル、付せん、絵はがきなど、オリジナル品を用意している。青函連絡船の歴史を展示するパネルもある。20日からは「青函連絡船から北海道新幹線へ」のタイトルを付けたオリジナルTシャツを販売する。
営業時間は午前10時~午後3時45分。水・木曜日休み。問い合わせは同文庫(☎0138・22・6801)へ。(山崎純一)