国立病院機構函館病院(加藤元嗣院長)で12日、2回目の新型コロナウイルスワクチン接種が始まった。19日までに428人が2回目の接種を終える。
同院は2月19~22日に1回目のワクチン接種を実施。同院によると、接種から1週間後の症状日誌を解析した結果、37・5度以上の発熱者は全体の約4%で17人、接種者の約90%が上腕の注射部周辺の痛みがあったと報告。1~2日で症状は消失し、アナフィラキシーなどの重篤な副反応は今のところ出ていない。
2回目の接種後は、1回目に比べ発熱の頻度が高くなると言われているため、接種期間を長く設けるなど、勤務に支障がないよう配慮している。初日は190人が2回目の接種を済ませたほか、前回接種しなかった看護師などを含め、計230人が接種した。
加藤院長は「2回目の接種が無事に終わり、安心感が変わった。皆さんに早くワクチンが届き、安全に接種してもらうことを期待している」と話している。(木村京子)