12~18日の世界緑内障週間に合わせ、函館眼科医会(江口秀一郎会長・江口眼科病院長)は13日夜、五稜郭タワーをグリーンにライトアップした。緑内障のシンボルカラーで市民に早期発見と治療の大切さを訴えた。
緑内障は進行性の目の病気で、視野が次第に欠け、日常生活にも支障をきたすようになる。国内では視覚障害の原因疾患のトップという。
日本緑内障学会は病気に関心を持ってもらおうと、「ライトアップinグリーン運動」と銘打ち2015年から開始。全国各地のランドマーク施設を緑色にライトアップしている。函館では18年から行っている。
また、江口眼科病院(末広町)も同日、独自に啓発活動を展開した。病院の玄関などをLEDライトを使って緑色に染めた。江口会長(66)は「初期はなかなか気付くことができない病気。早期発見と適切な治療で進行を止めることが重要」と話している。
五稜郭タワーのライトアップは14日も午後9時ごろまで行う。(松宮一郎)