老舗醸造所のアイデア商品と
個性が光る熊型おやきにほっこり
明治時代に味噌・しょう油の醸造を開始し、1927年に企業として創業した「服部醸造」。1世紀近く蓄積した醸造のノウハウを生かして、味噌や麹を使ったタレやドレッシング、ラスクなど同社ならではの多様な商品を開発している。北海道新幹線開業に合わせて発売した「忍者プリン」は味噌を隠し味にした和風な味わい。また、酵素がたっぷり溶け込んだ麹水とソーダを合わせた「こうじソーダ」は炭酸と一緒に口の中で独特の甘さと香りがふわりと広がり後味は爽やか。どちらも体に良いので子供にもおすすめだという。
住宅街の一角にひっそりと店を構える「コパン」は平野百合子さんが、八雲観光物産協会の会長を退任後に始めた、木彫り熊の顔を象ったおやき「すーさん焼き」の店だ。モデルは木彫り熊の名人だった祖父の故・鈴木吉次さんの作品で、おやきの裏には鈴木さんが作品に刻んだ記名「す」の文字が入る。道産小麦を使用する生地と、自家製のあんこやカスタードクリームを挟んだおやきはやわらかく、食べると思わず笑顔になるような優しい甘さ。店内に並ぶさまざまな木彫り熊を見学出来る。
(ハコラク 2021年6月号掲載)
服部醸造
八雲町東雲町27
☎0137-62-2108
8:00~17:10
※直接購入の場合、事前に電話連絡
土・日曜・祝日定休
P有り
コパン
八雲町相生町10
☎0137-66-5718
11:00~15:00
火・木・土・日曜営業
P有り