薪火が作り出すライブ感のあるグリルと男爵イモを使ったテイクアウトメニューに心躍る
七飯町に今年4月誕生した「男爵ラウンジ」は、ミュージアム一体型の商業施設。七飯町で男爵イモを生み、近代農業の発展に寄与した川田龍吉男爵(1856~1951年)のフロンティア精神や功績を伝えようと、系列会社が北斗市当別で運営していた男爵資料館(2014年休業)からロコモビル蒸気自動車、農機具などの一部を移設展示。道南を中心とした全道の食品を販売するセレクトショップなどを設け、ディープに道南や北海道の魅力を発信している。
「食で男爵ラウンジのカラーを表現したい」と、近郊の新鮮な食材を主に薪式グリルで楽しめるレストランと、テイクアウトメニューを提供する「キッチン&ダイニング」を設置。網の焼き目が食欲を刺激する「薪焼き道南ポークロースグリル」(サラダ、ライスorパン、ドリンク付き1400円)は、薪式グリルの鉄板を巧みに上下に操り、余分な脂を落としてムラなく焼き上げる一品。ボリュームのある「男爵ポテトと大沼ビーフのココットグラタン」(サラダ、ドリンク付き1100円)はトマトソースとラザニア、男爵イモ、大沼ビーフとの相性も抜群で口当たりもまろやか。「男爵プレート」(ドリンク付き1200円)のメインは日替わりで、この日はさっぱりとした「チキンのトマト煮込み」(以上3点はランチタイムのレストランメニュー)。このほか、テイクアウトの「ザ・男爵フライ(コロッケ)」(300円)は食べている時に髭が生えたようになるパッケージがかわいいと人気が高い。見た目、香り、かみ締めた時の味や音など、五感全てで満喫できる料理を、時間を掛けじっくりと堪能したい。
(ハコラク 2019年7月号掲載)
THE DANSHAKU LOUNGE
七飯町峠下379‐3
☎0138‐82‐8888
ブレックファスト9:00~11:00
ランチ11:00~15:00
カフェ15:00~18:00(各30分前L.O)
年末年始休み予定
禁煙 P有り
クレジットカード利用可