和食の技が光る天ぷらや一品を
日本酒と堪能
道南いさりび鉄道上磯駅近くの「大衆割烹なかさと」は旬の和食料理が人気。今から46年ほど前に中里健一さんが開店した店を、娘婿の田中尚之店主が7年前に継承した。函館の温泉旅館や割烹料理店で修業し、20年以上、先代とともに厨房に立って磨いた腕を存分に振るう。暖簾をくぐればあたたかく迎えてくれる居心地の良さが愛され、週末ともなると、一人客や家族連れ、多くの常連客が顔を見せる。
煮物や天つゆに使う、店の顔でもあるダシは、恵山地区産根コンブの旨みを48時間かけて水出しした、まろやかな風味が自慢。食材は、函館や桧山管内の市場へ足を運び、直接目利きした道南産魚介を主に使う。野菜は地物を中心に、夏から秋にかけては後志管内ニセコ町や伊達市の道の駅に足を延ばして仕入れる。厳選した食材に、サクサクの衣をまとわせた天ぷらが好評。カウンター越しに揚げる様子を眺められ、具材を銅鍋に投入すると、揚げ油がジュワッと音を立て食欲をそそる。上品な味の自家製天つゆにくぐらせれば、良質な素材の味が引き立つ。その日のおすすめにも舌鼓を打ち、日本酒をキュッと一杯。ほろ酔い気分に浸りたい。
(ハコラク 2026年3月号掲載)
大衆割烹 なかさと
北斗市飯生2‐3‐11
☎0138‐73‐3335
18:00~23:00 (22:30L.O)
月曜定休 禁煙




