洋食酒場で味わう冬の幸せ
焼きたて熱々のパングラタン
「チーチーパッパ」は、函館市内でバーや焼肉居酒屋を経営してきたマスターと、さまざまな飲食店で経験を積んだ料理人の金田翼さんが腕を振るう洋食酒場。自家製レバーパテ、枝豆のペペロンチーノ、マグロと長ネギのアヒージョなど酒にぴったりのアラカルトやグリルメニュー、刺身や焼肉、みそ鍋で味わう馬肉料理も自慢で、多彩な料理を囲み楽しく飲める空間を築いている。
煮込みハンバーグや牛すじカレーなどの洋食メニューの中で、特に種類豊富なのがグラタン。作り置きはせず、注文を受けてから手作りする「パングラタン」は、マスターが好きだった今はなき老舗喫茶店の味を思い出し再現したという一品。スライス食パンを３枚重ねて中央をくり抜き、鶏肉やシメジとじっくり炒めたベシャメルソースをこぼれんばかりに注ぎ入れ、ミックスチーズをたっぷりかけてオーブンで約15分。カリッと焼けた風味豊かな食パンとバターや生クリームをふんだんに使う濃厚なマカロニグラタンの相性が抜群で、寒い季節にぴったりのごちそうだ。
（ハコラク ２０２５年２月号掲載）
Ｃｈｉ-Ｃｈｉ-Ｐａｐｐａ
函館市富岡町３‐４１‐７
☎０８０‐６０６４‐４３３３
１３：００～２４：００
（ランチ１４：００Ｌ．Ｏ、ディナー２０：３０Ｌ．Ｏ）
月曜定休
禁煙 Ｐ有り
キャッシュレス決済利用可
あったかチーズ料理④／Ｃｈｉ－Ｃｈｉ－Ｐａｐｐａ
「パングラタン（中）」（１，４８０円）は、くり抜いた中のパンが一緒に添えられ、スプーン代わりにグラタンをすくったり、メープルシロップを掛けてデザートにもできる。
料理の作り置きは一切せず、店にある食材で客からのリクエストにも柔軟に応えるマスター。「パングラタンは提供に時間がかかるので、事前にお電話いただければ準備しておきます」と話す。
牛乳や小麦粉を焦がさないよう炒めるベシャメルソース作りは、目が離せない付きっ切りの作業。
ソファ席を中央にテーブル席が並ぶ店内。店の奥にはマスターが２カ月掛かりで作った木の壁が目を引くバーカウンターも。
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