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函館野外劇、今夏は昼間開催 全5回の観劇料無料公演

 NPO法人市民創作「函館野外劇」の会は5日、第33回となる今夏の公演を7月11日から8月8日までの毎週日曜日に全5回、昼間開催とすることを決めた。新型コロナウイルス流行状況の先行きが見えない中、2年連続の休演は回避するが、従来通りの規模での開催は厳しいと判断。演出内容も見直し、観劇料は無料とする。中村由紀夫理事長は「完全な形ではなかなか難しい。今年も厳しい年になるが、コロナ対策をしっかりして野外劇を発信したい」と話している。
 5日に五稜郭櫻交流ハウスで開いた2021年の通常総会で決めた。昨年2月の通常総会後、新型コロナ感染が急速に拡大。同3月実施予定のキャストオーディションも1カ月延期するなど準備を進めたが、同4月に開いた理事会で環境が整わないとして、公演の1年延期を決めた。
 今夏の公演は国特別史跡「五稜郭跡」の郭内の低塁部分などは使わず、一の橋広場のみを使用。7月11、18、25日、8月1、8日の計5回、各日午後3時から1時間の開催とする。事業計画に「幾多の困難を乗り越えて人づくりをし、街づくりをしてきた函館の歴史と文化のすばらしさを伝えるという函館野外劇の使命を果たしたい」と明記した。
 座席数は166席と近年の420席から大幅に削減し、感染防止対策として座席間隔も確保できるようにする。昼公演のため、照明やレーザー光線、花火などが活用できないが、せりふ付きの女性役といった新たな見どころを加え、脚本、演出を練り直す。3月中にオーディションを実施し、稽古を開始する。
 総会では、昨夏の休演により、キャストやスタッフの確保、継承といった人材面、2年連続で観劇料収入が途絶えることなど、金銭面の厳しい見通しも共有した。中村理事長は「(公演の全体像を)すべては描けていないが、野外劇の存在が忘れられないよう発信し続けたい」と述べた。(今井正一)










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