市立函館保健所は11月30日、市内居住の2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。2人ともこれまで感染が判明した人の濃厚接触者で軽症、会話可能。このうち60代女性は、市内の飲食店で発生したクラスター(感染者集団)を起因とした感染で、クラスター関係の累計患者は31人となった。
女性は24日に感染が分かった60代男性の濃厚接触者で、30日に市内指定医療機関に入院。別の一人は20代(性別、職業非公表)で、28日に感染が判明した20代患者の濃厚接触者。同30日に市内宿泊療養施設に入所した。
2人はいずれも29日の市衛生試験所の検査で陽性を確認。海外渡航歴や感染流行地への旅行歴はなく、それぞれの濃厚接触者は調査中。函館市内の感染確認は累計で79人となった。