【北斗】北斗市向野の谷観光農場(谷文貴代表)で、ナガイモの秋掘りが本格化している。今年産の収量は平年並みの見込みで、31日から直売も始める。
谷さん方では今年1・3ヘクタールに作付け、今月20日に収穫をスタート。秋掘り分20トン、春掘り分10トンの合計30トン(4万5000本)を収穫予定で、土中に残した分は来年4月の雪解け後に春掘り作業をする。
家族やパート従業員合わせ5人ほどで作業。機械でナガイモの横を深く掘り、肌を傷つけないように手で丁寧に掘り出している。今年は長さ30~40センチのLサイズ中心で、形のそろったイモが多い。
谷さん(45)は「北斗市は黒土と赤土のブレンドという独特の土質によって甘みがあり、粘りが強いナガイモができる。たくさん食べてほしい」とPRする。
直売は歳暮用、自宅用に人気があり、地方発送も受け付ける。函館などのスーパーにも出荷している。
旧大野地区はかつてナガイモ生産が盛んだったが、高齢化などの理由で作付けが減り、現在は数軒しかないという。
問い合わせは、谷さん(0138・77・6843)へ。(山崎大和)