【福島】お盆の帰省時期に合わせて福島町成人式が13日、町福祉センターで開かれ、対象者48人中23人(男性11人、女性12人)が出席し、新たな門出を祝った。
新型コロナウイルス感染症対策として、受け付け時の検温や手の消毒、式典時間の短縮などを実施。
午前10時からの式典では、五島優也さん(20)が宣誓文を読み上げ、鳴海清春町長と溝部幸基町議会議長が祝辞を述べた。鳴海町長はコロナ禍に触れ「どのような状況におかれても、自分らしく素直な気持ちで自分の花を咲かせてほしい」とエールを送った。
答辞では、成人代表の石岡泰眞さん(19)が「未知の世界への探求心を持ち常に前向きな挑戦をし、先輩が築いてきた文化を継承していく」と力強く話した。
成人祭(実行委主催)が午後6時から同センターで行われ、成人を神前に伝える儀式に臨んだ。代表して今井龍太さん(19)と丸井奈美さん(20)が、元服の衣装に袖を通し、「加冠の儀」に臨んだ。福島大神宮の常磐井武典宮司が新成人の名前を一人一人読み上げ、今井さんに烏帽子、丸井さんに花かんざしを飾り付けた。その後、出席者は厳かな雰囲気のなか、神前に玉串をささげ、お神酒を受け、大人の仲間入りをした。(佐藤由紀彦)