函館地方気象台は1日、函館でサクラ(ソメイヨシノ)の満開を観測したと発表した。同日午後に気象台職員が五稜郭公園にある標本木で、80%以上の蕾が開いた状態を確認した。函館の満開は平年(4日)より3日、昨年(4月29日)より2日遅かった。5月に満開となったのは、2014年以来6年ぶり。
同公園では新型コロナウイルス感染拡大防止のため、郭内への立ち入りを禁止しており、郭外で歩きながら花見をする姿は見られたが、敷物を使う人はいなかった。公園周辺の公共駐車場は閉鎖中で、函館中央署と函館西署は必要に応じ違法駐車の取り締まりを強化し、違法駐車のやめるよう呼び掛けている。同公園と函館公園では花見電飾を中止している。
この日は、晴れて暖かい空気に覆われ気温が上がり、気象庁によると、道南の最高気温は木古内で7月上旬並みの20・1度、函館で5月下旬並みの17・4度など7地点で今年最高を記録した。(山崎純一)