国内外29組のアーティストが函館市元町公園をメイン会場に、伝統芸能や大道芸を披露する「第12回はこだて国際民俗芸術祭」(ワールズ・ミート・ジャパン主催)が11日、閉幕した。
期間後半は雨も降り、肌寒い中での開催となったが、最終日まで多くの市民や観光客でにぎわった。世界の料理や雑貨を販売する約50店舗のブースが並んだ「もぐフェス」も同時開催し、多くの来場者がステージとともに楽しんだ。
7日間で約2万人(主催者発表)が来場。最終日となった11日も、アルジェリアやエクアドルなど世界各国のアーティストによる伝統芸能のステージが繰り広げられた。イベントのフィナーレを飾ったのは函館のトラベリングバンド「ひのき屋」。来場者が一体となり、世界のフォークダンスを踊って、来年の成功を祈り、熱い7日間を締めくくった。
代表理事のイアン・フランクさんは「天気の良くない日もあったが、多くの人が来てくれて良かった。次の開催に向け、新しい風を吹かせられるよう準備を進めていきたい」と話していた。(飯尾遼太)