【福島】町はこのほど、昨年10月から今年3月までに1歳を迎えた町内の子どもたち12人に地元産新米「ゆめぴりか」5キロを贈った。役場で開かれた贈呈式では、鳴海清春町長が保護者と子ども7組に「おいしいお米を食べて大きくなって」と米を手渡した。
地元米の贈呈は、子どもたちの健やかな成長を祝うとともに、福島町産の消費喚起や普及宣伝のため、2016年から半年に1回行っている。贈呈式で鳴海町長は「近年、町内で生まれる子どもの数は年間15人くらいで推移しているが、なんとか20人以上に増やしたいと、保育料、医療費の無料化などさまざまな施策に取り組んでいる。子育てで何か相談したいことがあれば、気軽に役場に来てほしい」と呼び掛けた。
この日出席した保護者の一人、高橋千賀子さん(37)は昨年4月に札幌から吉岡地区に引っ越してきたといい、「保育所に併設の『子育てサロン』は他の親子と交流できるし、子育ての相談にも乗ってもらえるのでよく通っている。福島は人が温かくてよそから来た人でもすんなり地域になじめるし、子育てしやすい町だと思う」と話していた。(神部 造)